プロファイル研削盤とは、機械に測定用の投影機が付いている、超精密な研磨機です。チャートと呼ばれる投影図を製品ごとに作成し、チャートに倣って、研磨をしていきます。
寸法公差は数μmで、ひじょうに神経を使う仕事です。
寸法公差は数μmで、ひじょうに神経を使う仕事です。
取り代の少ないワークも、研磨することが可能です。また、複雑な円筒研磨も対応できます。
弊社では 7 台のプロファイル研削盤で、お客さまからのさまざまな要望の形状、寸法精度に対し、応えております。
加工は 1 個 1 個、肉眼で確認しながら、丁寧に研磨をしていきます。
刃先を 50 倍に拡大して、大きなスクリーン上に映します。さらに 2.2 倍のルーペで覗くと、100 倍以上で確認できます
投影図作成には、高精度のプロッターで、製図します。フィルムにカッティングをし、μmの精度を支えます
弊社のほとんどのプロファイル研削盤は、湿式仕様になっています。研削液をかけながら加工することにより、仕上げ面の面精度を上げることができます。また、ハイス工具の研削熱による硬度低下、超硬工具のクラック防止、非常に脆いサーメット工具の総型成型加工に大きな効果を生みます。
加工後の測定は、CNC画像測定機で行われます。鋭利な刃先の検査ということで、非接触で寸法測定をします。CCDカメラが刃物形状のエッジを検出し、CNCで測定します。寸法・角度・R・ピッチなど0.1μm単位まで寸法測定できます。
このようにして、精密な工具が、お客さまに届けられます。
総型バイトの研磨 研削液でワークを冷やして、倣い研磨をします
加工後は画像測定器で、検査をします