コンタリング研削とは、輪郭研削、倣い研削ともいわれます。砥石をワーク形状に成型し、押し当てて転写させるのではなく、砥石がワークの形状に倣って、成型する研削方法です。
弊社は今までも、機械改造や砥石の改善により、もっともその刃物に適した研磨方法を研究してきました。
その半世紀以上のバイト研磨のノウハウを結集し、ここに独自のコンタリング研削方法を確立しました。研削時間が速くなり、仕上げ面精度も格段にあがりました。仕上げ面粗さの向上で、工具寿命が他社製の工具より 2 倍長持ちするようになった、という報告もあります。
まだ、その特殊成型技術範囲は丸バイトとスローアウェイチップの一部です。どのような形状でもできるわけではありませんが、その範囲を広げるべく、努力をしております。
砥石粒度#320 で、仕上げ面粗さ Ra0.025μm 以下を実現